日経TEST勉強法

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日経TEST勉強法

日経TESTに備えてどんな勉強をすればよいのでしょうか。高スコアを獲得した受験者にテストの対策をうかがったところ、この方たちがそろって実践していることがありました。それは「平素から経済やビジネスに関する知識を増やしたり、考えたりする習慣をつけておく」ということです。以下、新聞の活用を例に、ビジネス知識の増やし方、知力を高める方法について、高スコア獲得者の体験などを基にヒントをまとめてみました。

知識編 いかにビジネス知識を増やすか

読む記事を増やす

経済知力を引き上げるための基礎体力づくり、それは経済とビジネスに関する知識を増やすことに尽きます。それには日々接する新聞記事の数を増やすことが近道です。ただ、一般のビジネスパーソンの場合、新聞を読める時間は朝の30〜40分、多くて1時間くらいでしょう。その時間内で読める記事を増やすには、まず記事の構造を知ることが大切です。
記事は大きく3つのパートに分けられます。(1)見出し、(2)前文(リード)、(3)本文です。見出しはその記事にどういうことが書かれているのか、ひと目で読者に理解してもらう役割を持ちます。読者はまず見出しを読むことで、自分にとって読む価値のある記事かどうかを判断できます。興味を持ったら次に前文を読みます。前文は見出しよりは長いですが、その分詳しく記事の概要が書かれています。
さらに続く記事が本文です。新聞の1面に出ている記事は本文が長めです。しかし、本文は後になればなるほど補足的な内容になっています。記事は重要なことから順に書かれているからです。忙しければ読まなくても構わないのです。時間に余裕があれば、最後まで読むことが望ましいのですが、そうでなければ見出しと前文だけでもOK。忙しい朝には最後まで読むよりも、1本でもチェックできる記事を増やすほうが得策です。

ニュースはドラマ!あらすじをつかもう

ニュースはよくドラマに例えられます。いくら人気俳優が出演しているドラマでも、評判を聞いていきなり途中から見始めてもストーリーは理解できないでしょう。面白味も感じられません。しかし、我慢してしばらく見続けていると、おぼろげながらも人間関係が見えてきて、ドラマの先行きを自分なりに予測できるようになります。ニュースを追うのもこれに似ています。いきなり経済ニュースを読んでもチンプンカンプンですが、しばらく読み続けていると内容がつかめるようになります。

言葉の意味を正しく把握しよう

ニュースを把握するために大事なのは、登場する新しい言葉の意味を正しく理解することです。経済ニュースは専門用語が多いのでなおさらです。日本経済新聞の場合、ここで役立つのは朝刊の3面に掲載されている「きょうのことば」です。1面に出ている記事の重要な言葉をここで説明しています。1面の重要記事を見て「もうお手上げ」と思ったときには、ぜひ3面を見てください。理解するためのヒントがあります。
こうしたことを続けていると、自分の得意分野や不得意分野が見えてきます。金融、証券には強いが、消費、マーケティングには弱いといった具合です。

情報感度を高める

新聞を読むことを習慣にすることで、日経TESTの知識問題の正答数は相当上がると思います。しかし、生の経済問題に対応できるようになるには、平素から広くアンテナを張っておくことが必要です。それは決して難しいことではありません。家族で買い物や食事に出かけるようなシーンでもかなりのスキルアップが期待できます。
例えば、スーパーの売り場に行ったら、どういう商品が人気を集めているのか、価格動向はどうなのか、要チェックです。企業は環境変化にいかに適応していくかが重要です。小売店の売り場などは環境変化を如実に反映する場なのです。

知力編 考える力をつける

大きな流れに注目する

考える力を養ううえで、記事と記事の関係を考えることは大いに役立ちます。1つの記事を読んで理解したらそれで終わりとせず、他の記事との関係を追求するとトレンドが見えてくるものです。一例を挙げてみましょう。
最近、かつての「アジア市場の開拓」に代わって「アジア内需の開拓」という新しい表現が目立つことに気付かれた方も多いのではないでしょうか。アジアの経済や市場に対する日本のかかわり方が一層踏み込んだものになってきたためです。経営トップのインタビューや個別企業の業績記事などを目にしたとき、「アジア内需」というキーワードを意識して関連付けて読むように心がければ、日本を取り巻く経済環境の変化がつかめるはずです。

自分・自社に置き換えて考える

高スコア獲得者に対策について尋ねた際、多くの人が指摘したのは、記事に出ていることを「分かった」で終わらせず、「自社に置き換えたらどうなるか?」などと考える習慣を持つこということでした。
最近よく耳にする言葉に「産業観光」があります。ものづくりの現場を訪問し、地元の人々との交流を通して知的好奇心を満たすという点で、旧来の名所見物型の観光とは異なります。こうした「産業観光」を取り上げたニュースに接した際、「なるほど」と感心するだけでなく、「わが社にはどんな観光資源があるだろうか」と社内を見回してみることは重要です。それがきっかけとなって、予想外のビジネスチャンスが生まれるかもしれません。
このような思考を巡らす際に心がけていただきたいのは、自分なりに仮説を立て、事態の推移を見ながらそれが正しかったのかどうかを検証すること、そして、経営者や幹部の立場になって考えてみることです。一般社員の裁量の範囲は限られていますが、トップになった気持ちで考えてみることは、幅広い思考をするためのトレーニングになります。

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